売れるヒント

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【コンセプト】鍋つゆが増えているのは

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、有難うございます。

 

昨日は年末年始休暇の最終日でした。自宅でゆったり読書していました。

世界史で学べ!地政学(祥伝社黄金文庫)

歴史好きの私には、かなり世界史が書かれた地政学入門で面白かったです。

 

それでは「売れるヒント」第1,038号です。

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■先日、近所のスーパーに買い物に行きました。

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こちらは鍋つゆ・鍋スープのコーナーです。

 

■最近は、鍋つゆがかなり増えています。

形も、固形タイプから個包装の液体まで、様々な形で発売していますね。

特に最近は、一人暮らしで鍋を作る場合に、1人分ずつ使える個包装が人気のようで、主流になってきています。

たしかに今までのように、昆布で出汁を取ったりの手順を踏んでいると、1人ですと無駄が多すぎて鍋を作りづらくなってしまいますね。

 

■ここでの気づきは「消費する頻度を高めることを考える」ということです。

上述のように、面倒な鍋のだしが簡単に作れると、鍋を作る頻度が増えると思います。

すると当然、鍋つゆなどの関連商品も売り上げが増えますね。

それで、鍋つゆは、様々な味のタイプも発売しており、バリエーションが増えているのだと思います。

 

■このように、競合他社と限られたパイを競争するよりも、全体の消費を高めてパイを増やしていくという方向が理想的だと思います。

そういった点で、鍋関連商品は近年消費が高まっている成功例なのかもしれない、と感じた「鍋つゆ商品」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスは、顧客の使用頻度は増えているでしょうか。

使用頻度を増やす試みを考えることも、後々の売り上げアップにつながっていくと思います。

そのためには、使用頻度が増えない原因を考えてみると、利便性を向上させたり、飽きないようバリエーションを増やしたりなど、打ち手が生まれてくると思います。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!