売れるヒント

店頭マーケティングの視点でビジネスの売れるヒントを探る。マーケティングや営業など、売る仕事の方へ

【ネーミング】有名ブランド名を使うかどうか

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、有難うございます。

 

昨日は慌てて年賀状を書いていました。

年賀状で心がけていることは、必ず手書きで一言コメントを書くようにしています。

ぎりぎりなので元旦に届かないかもしれませんが・・・

 

それでは「売れるヒント」第1,034号です。

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■先日、スーパーに買い物に寄りました。

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こちらはスナック菓子の売り場です。

 

カルビーから「冬ポテト」という商品が出ていました。

冬季限定のポテトチップスのようです。

いろいろ調べてみると、「季節厚切りシリーズ」という取り組みをしているようで、春夏秋冬のじゃがいもを使ったポテトチップスを販売しているようです。

味は、粉雪ソルト味と粉雪チーズ味という、冬を感じさせる名前になっていて、工夫を感じさせますね。

 

■ここでの気づきは「ブランド名をつけない方法」です。

よく見ると、カルビーが販売しているのに「ポテトチップス」という名前がパッケージにありません。

これは、あえて書かなかったか、書く必要がなかったかの、どちらかですね。

今までと違う顧客層に使ってほしいという願いがある時は、あえて今までのブランド名を使わない時があります。

いくら有名でも、偏ったイメージが付いてしまっているので、固執していると新たな顧客に受け入れられないということですね。

ちょうどそのような理由で、あえてポテトチップスという名前を付けずに、冬ポテトという全く違うブランドとして販売したのかもしれない、と想像しました。

 

■このように、有名なブランド名でも、あえて付けないという選択肢が必要な時もあるかもしれません。

名前の一つでも深い施策の意図が隠れているかもしれない、と感じた「冬ポテト」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスのブランド名は、考えて付けられているでしょうか。

たとえ有名なブランド名でも、何にでも名前を付けるのは考えものです。

時には今までのブランド名を付けない方が、新たな顧客に受け入れられやすくなるかもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!