売れるヒント

店頭マーケティングの視点でビジネスの売れるヒントを探る。マーケティングや営業など、売る仕事の方へ

【コンセプト】直球勝負のふきん

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、有難うございます。

 

昨日も会社に出ていました。

通勤の時に、大学の横を通るのですが、いまだに門が閉まっています。

小中高は再開しているのに、大学がなかなか再開しないのは不思議ですね。

 

それでは「売れるヒント」第929号です。

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■先日、近所のスーパーに買い物に行きました。

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台所で使う「ふきん」が並んでいました。

■普段は全く関心の無い売り場なのですが、変わった見た目で気になりました。

とにかく字が長々と書かれているのです。

「プロがこだわって開発しました。

 のりづけなしにこだわり、

 綿100%にこだわり、

 手にやさしいガーゼにこだわり、

 吸水性にこだわり、

 耐久性にこだわり、

 つまり・・・こだわりの固まりです。」

と書かれていました。こだわり抜いた様子が伝わってきます。

 

■ここでの気づきは「直球勝負に惹かれる時代」ということです。

この商品は、とにかく愚直に開発時のこだわりを伝えていますね。

小手先さを感じる巧妙なキャッチコピーなどもなく、小綺麗なパッケージでもなく、ただ文字を並べているだけです。

逆にそのような姿勢が、今の時代には逆に心に残ることがあるのだと感じます。

 

■このように、周囲の逆を行くということが、顧客の心に残る鍵だということを学びました。

ついつい周りと同じことを競ってしまい、逆を行くことは忘れがちになってしまうことを気付かされた「こだわりのふきん」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスは、他の競合と似たような方向性で競っていないでしょうか。

ついつい相手を超えようと思いますが、時には逆を行ってみようと試みてみると、顧客の心に逆に強く印象付けられることもあると思います。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!