売れるヒント

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【値付け】650円のレトルトカレーの意味

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、有難うございます。

 

昨日は朝から夕方までリモート会議が詰まっていて、家にいながら会議の連続でした。

最近、オンライン会議での自分の顔の映りが気になっています。照明をもう1つ買わないといけないかと思っている今日この頃です。

 

それでは「売れるヒント」第917号です。

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■先日、近所のスーパーに買い物に行きました。

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レトルトカレーの売り場に寄りました。

 

■最近、在宅勤務の時の昼食は、レトルトカレーにハマっています。

いろいろな価格帯のレトルトカレーを試していますが、100円台、200円台、300円台でなんとなく具材も判断できます。

クイズで価格帯を当てるように言われたら、当てられるかもしれません。

やはり300円台になると肉や野菜も多く、肉の比率も変わってくるような気がしています。

 

■ここでの気づきは「超高いレトルトカレーの意味」です。

写真のように、「銀座千疋屋のプレミアムビーフカレー」が650円と、ひときわ高価格になっていました。

周りが高くても「究極の函館カレー」398円でしたので、1種類だけ飛び抜けています。

買う人は少ないだろうなと思いますが、それ以外にも並べる意味があると感じました。

それは、他の商品が安く見えるというか、今まで高価格帯と思っていたのが中価格帯に見えるということです、

398円の函館カレーも中価格帯に見えて、買ってみようかと思えるようになりました。

 

■このように、高価格帯の商品を並べる意味は、もちろん購入されればそれに越したことはありませんが、他の商品が相対的に安く見えるということもありそうです。

こういった心理的な方法も考えていくと面白そうだ、と感じた「650円の銀座千疋屋プレミアムビーフカレー」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスに、高価格帯のラインナップは作っているでしょうか。

高価格帯を作ると、それ以外は相対的に安く見える効果があります。

松竹梅のうち竹を選びやすい日本人にとって、松を設定する効果は大きいかもしれません。

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 それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!