【パッケージ】オリンピックを匂わせる工夫
今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、有難うございます。
昨日も読書や掃除の1日でした。
日本美術の底力: 「縄文×弥生」で解き明かす (NHK出版新書)
この本はまだ読んでいる途中ですが、日本美術の全体像を知る面白い本です。
それでは「売れるヒント」第794号です。
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■先日、スーパーに買い物に行った時のことです。
催事コーナーに「ミックスナッツ」がありました。
■こちらは「スポーツ観戦ミックスナッツ」と書いてあります。
「TOKYO」あるように、東京オリンピック用に作られたものだと思います。
本来は夏に開催される予定であった東京オリンピックですが、延期となったので、早めに店頭に並ぶことになったのかもしれませんね。
ナッツ自体は分かりませんが、パッケージ袋などは早めに印刷していたでしょうから、来年の開催もどうなるかわからない中、外出自粛の今にぴったりだと思います。
■ここでの気づきは「パッケージデザイン」です。
「TOKYO」と書かれていますが、オリンピックのロゴは無いようです。
オリンピックのロゴは公式スポンサーしか付けられないようですので、苦肉の策で「TOKYO」「スポーツ観戦」と載せて、想起させたのだと思います。
それが逆に功を奏して、オリンピックが延期になった時でも、オリンピックと書いていないので店頭に並べることができ、汎用性があったということがわかりました。
■このように、全てを書かなくても、顧客に想起してもらう工夫ということも、参考になると思います。
制限がある条件下でどれだけ工夫を重ねているだろうか、と反省させられた「スポーツ観戦ミックスナッツ」での気づきでありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスは、顧客の心に届ける工夫をどれだけしているでしょうか。
モノや人やお金などの制限がある中で、顧客の心の中で感情が動くように、パッケージやネーミングなどの工夫を続けていきたいと思います。
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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!