売れるヒント

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【コンセプト】こういうトローチが欲しかった

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、有難うございます。

 

昨日も、少しずつ読書していました。 

なぜ「つい買ってしまう」のか? 「人を動かす隠れた心理」の見つけ方 (光文社新書)

これは今日の内容にも関連するのですが、隠れた心理を見つけ出す実例がいろいろ載った興味深い本でした。

 

それでは、「売れるヒント」第620号です。

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■先日、ドラッグストアに買い物に行った時の写真です。

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医薬品のコーナーに「PITAS(ピタス)」という商品がありました。

 

■こちらは「咳やたんをおさえる」トローチだそうです。

それだけでは普通のトローチなのですが、特長は「貼りつくトローチ」という点です。

トローチというと、飴のように口の中で転がして徐々に溶かしていきますが、この「PITAS」はフィルム状になっていて、口の中の上あごに貼るタイプのようです。

 

■ここで感心したのは「話しながら使える 貼りつくトローチ」というコンセプトです。

私も、喉の調子が悪かったり咳が出る時はトローチをなめますが、会話をするとき困ります。

相手にとっては「飴を舐めながら話をしているのか」と思われるかもしれません。

そんな、ちょっとした困りごとですが、上あごに貼って徐々に溶かすPITASであれば解決できるようです。

ホームページに「働く人の声から生まれた」とありますが、これは上手いなあと感心しました。

 

■医薬品も、まだまだ工夫の余地があると感じました。

こういった顧客のちょっとした困りごとに着目できたら商品開発に困らない、と感じた「PITAS(ピタス)」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスを利用する顧客の、ちょっとした困りごとはないでしょうか。

もしかしたら顧客自身も気付いていない困りごともあるかもしれません。

もし些細な困りごとでも、それを解決する工夫がされたものを考案すると、場合によっては圧倒的な支持を集めることができるかもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!