【企画力】サランラップに書けるペンの上手さ
今日も「売れるヒント」ブログをお読みくださり、有難うございます。
昨日は、美術の教養講座に参加しました。
国宝の仏像を見るにあたっての基礎知識などを教わりました。
仏像はどれも同じに見えるのですが、四天王で「南にいるのが増長天」「筆を持っていたら広目天」など、法則があるそうです。
法則を知っていると、観るのが楽しくなりそうですね。寺に観に行きたくなりました。
それでは、「売れるヒント」第562号です。
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■先日、スーパーに寄った時の写真です。
「サランラップにかけるペン」というペンが吊り下げられていました。
■これがどこにあったのかというと、ふりかけのコーナーでした。
おそらく、おにぎりを作ろうとする人が立ち寄るのがふりかけコーナーが多いだろう、ということだと思います。
また、塩や海苔のコーナーも近くにありましたので、最適な場所なのだろうと思います。
■このパッケージを見ると、子供に応援のメッセージを描くという使い方が具体的に想像できますね。
これを見て初めて「こんな方法があるんだ」「これは子供が喜びそう」と気づく親がありそうです。
いわゆる、新たな市場を生み出している啓蒙活動と言えると思います。
しかも、この商品は旭化成が出していて、同じく旭化成の「サランラップ」という商品名をパッケージに使えるのが強いと思います。
■しかも、それに終わらず、左下の商品説明を見ると、「なぜ普通のペンではダメなのか」が間接的に書かれています。
「安全性に配慮したインク」「インクの嫌なニオイがない」など、普通のペンとの違いを書いていますので、やはりこのペンを買おうという気持ちになりますね。
■このように、既存の自社商品に絡めて、新たな需要を創出するような試みは、時間がかかるのですが素晴らしい取り組みだと思います。
こういった新たな市場を生み出す訴求をもっと探していきたい、と感じた「サランラップに書けるペン」での気づきでありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスに関連して、新たな需要を生み出すことはできないでしょうか。
それには、商品であればどのように使われているか喜ばれているか、サービスであればそれによってどう満足されているか、など顧客の声を調べていくと、ヒントが得られるかもしれません。
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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!