売れるヒント

店頭マーケティングの視点でビジネスの売れるヒントを探る。マーケティングや営業など、売る仕事の方へ

【コンセプト】違う立ち位置を考える

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

昨日は海外との会議があり、普段より1時間早い出社でした。

日本の9時が、アメリカ西海岸の夕方16時半ということで、毎週金曜だけ朝が普段より早いです。

海外と初めて仕事をしてみて時差の大変さを初めて知りました・・・

 

それでは「売れるヒント」第1,148号です。

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■先日、ピーコックストアに買い物に行きました。

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こちらはふりかけの売り場です。

 

■今まであまりみたことのないふりかけがありました。

無添加ふりかけ」と書いている、タナカのふりかけです。

シンプルなパッケージで「しぜんのおいしさでつくりました」と書かれています。

このキャッチコピーも上手いですね。

無添加というと味が薄いというイメージがありますが、「自然の美味しさ」という言葉で、無添加と味が両立している事が表されていますね。

 

■ここでの気づきは「違う立ち位置を考える」という事です。

今までのふりかけは、味のバリエーションを訴求しているのがほとんどだったと思います。

それが、この無添加ふりかけは、鮭とかたまごとか鰹などの味は、小さく書かれて目立っていませんね。

味は二の次で、とにかく無添加ということを訴求しています。

そういう意味で、他のふりかけと立ち位置を変えていて、味重視の人は対象から除外している感じさえ受けます。

 

■このように、ネーミングやパッケージ、キャッチコピーなど、あらゆる要素を違う立ち位置に極端に振ると、新たな分野が築かれると思います。

目立つにはこのようにしたらいい、と感じた「無添加ふりかけ」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスは、競合と違う立ち位置となっているでしょうか。

立ち位置を変えると、今までのレッドオーシャンから抜け出して、ブルーオーシャンとなるかもしれません。

そのためには、今までの顧客を欲張らずに、大胆に極端に外見を変えるのが必要かもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!