売れるヒント

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【ネーミング】酸化防止剤無添加ワインが多いのは

今日も「売れるヒント」ブログをご覧くださり、有難うございます。

 

 

 

このブログでは主にドラッグストアとコンビニ、スーパーを定点観測しているのですが、それぞれの品揃えの違いもよくわかります。

同じカテゴリーであっても、客層に合わせて品揃えを変えていて、比べると面白いですね。

 

それでは、「売れるヒント」第557号です。

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■先日、近所のスーパーに買い物に行った時の写真です。

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ワインのコーナーです。

 

■日本のメーカーが販売しているワインでよく見るのがこちらです。

酸化防止剤無添加のおいしいワイン」

「おいしい酸化防止剤無添加の赤ワイン」

今回、これが別のメーカーから出ていることを初めて知りました。

メルシャンやサントリーなどがそれぞれ出しています。

 

■ここまで似たようなネーミングも珍しいですね。

それだけ売れる商品なのでしょう。

実際、このワインはどのスーパーに行ってもよく見ます。

おそらくネーミングを各社が真似て、それぞれ売上が拡大した例かと想像しました。

 

■このように、売れるネーミングがあると、各社が似たようなものを出して、全体が活性化することがありますね。

真似された側は、1社だけなら売れたと思うかもしれませんが、実は各社が参入した方が市場が大きくなって、1社あたりも大きくなっているかもしれません。

そのカテゴリー全体が活性化すると、メリットがありますので、そういう視点で各社競争するのも大事かもしれません。

 

■それにしても、このワインのネーミングが売れているのは、海外産ワインのイメージからすると、不思議な感じもします。

ネーミングは奥が深い、とも感じた「酸化防止剤無添加のワイン」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスで、同じカテゴリーで売れている商品はあるでしょうか。

そんな時、それを真似てしまうのも一つの方法かもしれません。

類似品が各社から出ることで、そのカテゴリーが活性化して、全体の売上も各社の売上も伸びることがあるかもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!