【値付け】うなぎの松竹梅が梅竹松に
今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、有難うございます。
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マーケティングの基本が、身近な実例でわかって、おすすめです。
それでは、「売れるヒント」第552号です。
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■先日、田町駅の地下街でランチを食べた時の事です。
結構有名なうなぎ料理店で、うなぎのメニューが置いてありました。
■私はランチのさんま定食を食べたのですが、このメニューに目が留まりました。
松竹梅と種類があるのですが、松が安くて梅が高くなっています。
「これ逆じゃないですかね」と先輩と話しながら、スマホで調べました。
すると、高い順や安い順などの決まりは本来ないそうですね。
■ただ、世間に浸透している常識は、「松は高くて梅は安い」だと思います。
それを考えると、違和感をあえて出すように、あえてこのようにしているのかもしれませんね。
調べると、もう一つの説は「見栄を張って松と注文できるように」というものもあり、面白いです。
いろいろ説はありますが、注目を集めるのは間違いないと思います。
■それはさておき、松竹梅の3ランクを出されると、どれにしようかと考え、ついつい竹にしてしまいます。
ですので、最も売りたい一番利益率の高いものを竹に設定すると、自然と利益が増えると言われますね。
また、3つ以外の選択肢を考えさせなくする効果もあると思います。
■このような松竹梅の価格設定の利点はいろいろ聞いてはいましたが、今回新たなネタが加わりました。
価格設定も面白い、と感じた「うなぎの松竹梅」での気づきでありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスに、松竹梅のような価格設定はあるでしょうか。
高中低の価格を上手く設定することで、中価格にしようという顧客の気持ちを誘導できるかもしれません。
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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!