【ネーミング】「米だけの酒」を見てつい検索
今日も「売れるヒント」ブログにお越しいただき、有難うございます。
昨日のブログが550号でした。いつの間にか蓄積されてきました。
仕事でネタ帳として使いたいので冊子にしてほしいという声がありました。
そういう方が多いようなら定期的に電子書籍のようにまとめようかと思っています。
それでは、「売れるヒント」第551号です。
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■昨日、スーパーに買い物に行きました。
お酒コーナーを通った時、「米だけの酒」という商品がありました。
■ 最初見た時、「米だけの酒って何?」「普通日本酒は米だけなのでは?」と思いました。
そしてついつい立ち止まって手に取ってしまったのです。
側面や裏面をいろいろ見ましたが、その場ではよくわからず、家に帰ってネットで調べたら
「醸造アルコール、糖類、酸味料を一切使っていない」
ということで「米だけの酒」というネーミングにしているそうです。
■このネーミングは、「関心を引く」のが秀逸と感じました。
私のような素人が「普通米だけではないの?」という疑問を起こすネーミングは、それだけ印象に残ったり、その後に検索行動に移ったりします。
なかなか検索までされる商品はありませんので、それだけで顧客の心の一部を占めることのできる優秀なネーミングといえるかもしれません。
■そしてもう一点「競合との違いを一言で表現」しているのが上手いですね。
直接書いてはいませんが、暗に「他は米以外にいろいろ入っているのですよ」と「競合との違い」をアピールしています。
それを「他はいろいろ混ぜています」などと直接的に言うと、ちょっと露骨な感じで嫌な印象を持つ顧客もあるかもしれません。
「わかる人にはわかる」というスタンスの方が、それを顧客が知った時のインパクトが大きいと思います。
■このように、ネーミングだけでいろいろな役割を果たすことができるのですね。
いろいろな業界のネーミングを見ていきたい、と感じた「米だけの酒」での気づきでありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスのネーミングは、業界での常識的なネーミングでしょうか。
他業界で成功しているネーミングの手法を取り入れると、新たな売れるヒントが見つかるかもしれません。
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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!