売れるヒント

店頭マーケティングの視点でビジネスの売れるヒントを探る。マーケティングや営業など、売る仕事の方へ

【コンセプト】レバープラス液体から錠剤へ

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。

もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろお役立てください。

 

昨日は久々に美術展に行くことができました。

【公式】クリムト展 ウィーンと日本1900

会期終了間近で、夜なのに混んでいました。美術展は早めに行くに限ります…

 

それでは 「売れるヒント」第490号です。

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■昨日、ドラッグストアで買い物をしました。f:id:ryo596:20190707065543j:plain

こちらはお酒コーナーに吊り下げられていた「ウコンの力レバープラス」です。

 

■これは、すっかり定番商品となった「ウコンの力」の、レバーをプラスしたものですね。

以前勤めていた会社で、似たような系統の商品を販売していたのですが、レバーを加えると肝臓の働きがさらに良くなります。

いわゆる「強肝剤」カテゴリーでは、医薬品では「ヘパリーゼ」が売れているのですが、「ウコンの力」も効き目の面でそちらの需要を狙っているのかもしれませんね。

 

■ここでの気づきは「錠剤サンプル付き」ということです。

写真のように、吊り下げ什器に缶のレバープラスが並んでいて、それに錠剤の試供品が貼られています。

これは、お得感を見せるということもあるでしょうが、お店の一番の目的は、錠剤の顧客に切り替わってほしいということだと思います。

液体は、特別な時に飲む感覚ですが、錠剤や顆粒になるとまとまった量を買いますので、習慣になってヘビーユーザーに一定数がなっていく傾向があります。

という訳で、そのような販促施策がとられているのだと思います。

 

■このように、「液体から錠剤」というように、同じ成分でも使用方法を変えることを試みることで、継続率や売り上げが変わってくることが、他でもあるかもしれません。

おまけでお得感を出しながら切り替えを促すという一石二鳥さを感じた「レバープラス」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスで、販促でおまけを付けることはあるでしょうか。

その場合、単なる増量もいいですが、他につながるような販促に心がけてみると、長期的に見ても良い施策となるかもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!