売れるヒント

店頭マーケティングの視点でビジネスの売れるヒントを探る。マーケティングや営業など、売る仕事の方へ

【値付け】「一緒に買うと値引き」作戦

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます!

 

このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろ役立てください!

 

それでは、「売れるヒント」第356号です。

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ファミリーマートに寄った時の写真です。

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栄養ドリンクコーナーの「ユンケルローヤルシリーズ」です。

 

■薬局やドラッグストアではおなじみのユンケルですが、コンビニにもあります。

コンビニのユンケルは、医薬品ではなく「医薬部外品」ですね。

 

価格も、一番高いものは写真の右端「ローヤルF」で、1,543円です。

ドラッグストアのユンケルは最高4,000円ですので、少し安めになってますね。

ただ、コンビニの栄養ドリンクの中でも最も金額が大きいだけに、利益額も大きいと思います。

お店としても売りたい・売れてほしい商品でしょう。

 

■今回見てみると、「ユンケルの固形剤と一緒に買うと100円引き」というPOPが付いていました。

 

これは単なる値引きではなく、需要幅広げの新たな試みですね。

「ユンケルの固形剤」とは、錠剤や顆粒剤です。

ユンケルといえばドリンクが有名ですが、錠剤や顆粒も出ています。

成分も似たような内容で、1回あたりは錠剤や顆粒がかなり安いです。

 

ドリンクを買うのは時々だという人が、この値引きをきっかけに錠剤や顆粒を知って、頻繁に服用するようになると、結果的に継続購入する優良顧客となるかもしれません。

 

■売れているメインの商品から、需要を幅広げしたい時に、メイン商品と絡めた展開をするという値引き企画ですが、コンビニでは珍しいですね。

今後の売れ行きを注目していきたいと思います。

 

もし値下げする必要があるなら、このような意味のある値下げをしたいと感じた「ユンケルローヤルシリーズ」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスの売れ筋から、周辺に需要を幅広げするために、両方を絡めてつなげる企画ができないでしょうか。

需要幅広げによって、顧客の満足度が深まったり、顧客層が広がったり、安定した販売となる可能性もあるかもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!