売れるヒント

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【コンセプト】記憶力を維持するガム

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます!


このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろ役立てください! 


それでは、「売れるヒント」第307号です。

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■先日、近所のスーパーに寄った時の写真です。

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ロッテの「歯につきにくいガム」が並べてありました。

 

■ガムが陳列されている箱に「あれ?思い出せない」と書いてあるので、何かと思ったら「記憶力を維持するタイプ」でした。

イチョウ葉エキス配合だそうです。サプリでもある成分です。

 

とうとうガムにも記憶力維持の種類が出たか、と驚きました。

全くイメージがつながらなかったからです。

 

最近、医薬品やサプリメントでは、記憶力を維持するものをよく見ます。

以前も記事に書きました。


このようなサプリならばまだ想定内ですが、ガムは想定外でした。 

 

■しかしよくよく考えてみると、これもアリかもしれない、と思ったのです。

 

私自身のガムの使用動機は、単にお口がさみしい時以外に、運転中の眠気覚まし、ついでに虫歯予防、といったものです。

それを思い浮かべると、記憶力維持という発想は出てきませんね。

 

そんな時、昔「ガムをよく噛むと頭が良くなる」と言われたことがあるかも、と思い出しました。

調べてみると、昔から言われていることだそうで、「噛むことで脳への血流が良くなる」とか「記憶力を司る海馬が再生する」など、いろいろな研究がされているそうです。

 

ですので、実際はイチョウ葉エキスの効果で表記されているのでしょうが、元々のガムの使用動機と相性が良い、ということで生まれた商品なのかもしれません。

 

■このようなことから、自分が思いつかないことでも、昔から言われていたり、一部の地域で言われていることなどから思いつくことがありそうですね。

 

異業種だけではなく、異なる世代、異なる地域など、引き出しを広げていかなければ、と感じた「記憶力を維持するガム」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスの売り方は、現在だけではなく、過去に参考になるものはないでしょうか。同時代の異業種を参考にするだけではなく、異なる世代や異なる地域など、時間軸や空間軸を広げてみると、新たな売れるヒントが見つかるかもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!