【コンセプト】製薬会社の美容ドリンクが現れた理由
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それでは、「売れるヒント」第308号です。
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■昨日、ドラッグストアに寄って買い物しました。
こちらは美容ドリンクコーナーです。
■「ハイチオール」と「チョコラBB」の美容ドリンクが並んでいました。
コラーゲンやセラミドなど、肌のハリや潤いなどの成分のドリンクです。
どちらのブランドも、元々は医薬品の有名品で、「ハイチオールC」はシミそばかすに、「チョコラBB」は肌荒れやニキビ・口内炎に、という効能です。
以前医薬品メーカーに勤めていた私には馴染みがあって、つい目に留まったという訳です。
このカテゴリーでは、資生堂の「ザ・コラーゲン」や明治の「アミノコラーゲン」が圧倒的に強いイメージでしたので、この2品が最上段で大きく展開されていたのに驚きました。
■2品に共通しているのは、「製薬会社の美容ドリンク」と訴求しているということです。
とうとうこの分野にも製薬会社が進出したかという感想です。
化粧品には既に「製薬会社の化粧品」ということで進出は多く、また売れていますが、美容ドリンクの分野はあまりありませんでした。
その理由は、医薬品や医薬部外品の美容ドリンクがあったからだと思います。
しかし若い顧客は、アミノコラーゲンなどに馴染みがあって、医薬品ドリンクコーナーには立ち寄らないのだと思います。
あえてそこに陳列されるように、栄養機能食品・機能性表示食品にして、発売したということと想像しました。
■このように、購入してもらいたい顧客がどこに立ち寄るのかが大事なのですね。
もし違うところにしか立ち寄らないとなると、そこに商品を置いてもらうのが早いのかもしれません。
これも顧客の立場に立って考えた形跡が見られるな、と感じた「ハイチオール」「チョコラBB」美容ドリンクでの気づきでありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスは、購入してもらいたい顧客が知りうる場所にあるでしょうか。もしズレがあるならば、大規模な宣伝広告によって顧客に来てもらうか、または顧客がいる場所やカテゴリーに移動して訴求する、という方法が考えられます。
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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!