売れるヒント

店頭マーケティングの視点でビジネスの売れるヒントを探る。マーケティングや営業など、売る仕事の方へ

【コンセプト】ミニ鏡餅をどう使うのか

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます!


このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろ役立てください!

 
それでは、「売れるヒント」第294号です。

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■先日、仕事の帰りにスーパーに寄りました。

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お正月も近いので、鏡餅のコーナーがありました。

 

■こちらに映っているのは、ミニ鏡餅だそうです。

こんな小さい鏡餅は、店頭ではあまり見かけませんね。かわいらしいです。

 

以前、仏壇に供える小さな鏡餅を見たのを思い浮かべましたが、残念ながらここまで大量に売れる需要はなさそうです。

 

■しかし、この吊下げ台紙に書かれているコピーを見て、なるほどと納得しました。

 

小さくて見えないかもしれませんが、台紙には「通勤に」「オフィスに」「キッチンに」と書かれています。

しかも、商品の脇には「交通安全」「合格祈願」と書かれています。

 

車に置いて、新年に交通安全を願ったり、台所に置いて子供の合格を願ったりと、そういった新たな置き場所を訴求しているということですね。

 

■これは今まであまりなかった、鏡餅の「置き場」を作り出す試みという事でしょう。

 

単純に小さくするだけでは、そこまでの需要は生まれませんが、このように用途を訴求することで、家庭での鏡餅の需要が2倍3倍となることがあるかもしれません。

 

新たな需要の掘り起こしの方法を垣間見た、「ミニ鏡餅」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスで、単に大きさや形や時間などを変えるだけで、新たな需要が生まれる可能性のあるものはないでしょうか。人々の生活のすき間に新たな需要があるかもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!