売れるヒント

店頭マーケティングの視点でビジネスの売れるヒントを探る。マーケティングや営業など、売る仕事の方へ

【コンセプト】オールインワンのメンズビオレに思う

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます!

 

このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろ役立てください!

 

昨日は午後に外出したついでに、書店に寄りました。

数冊購入しましたが、すぐ読んだのはこの本です。

絶え間なく成長していくヒントが載っていました。

 

ぜ、優秀な人ほど成長が止まるのか ― 何歳からでも人生を拓く7つの技法
田坂 広志 (著)  

  

それでは、「売れるヒント」第245号です。
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■先日、ドラッグストアに寄った時の写真です。

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「メンズビオレONE」という新商品が並んでいました。

 

■メンズビオレ、私も10代~20代に使っていました。

皮脂の分泌が多い若い男性向けのイメージがあります。

 

そのメンズビオレに、「ONE」というシリーズが加わったそうです。


パッケージを見て一目でわかるように、髪・顔・体の全てを洗えるそうです。

香り2種類と、詰め替えがあるようです。

 

■ここで感心したことは、「顧客に寄り添ったコンセプト」ということです。

1本ですべて完了するというのは、時短にもなりますし、旅行などでの持ち運びも楽ですね。

 

こういう場合、どうしても細分化したくなります。

洗顔と、洗髪と、ボディソープの3種類を作り、さらにリンスやコンディショナーを加えたりと、増やしていった方が、トータルの消費量は多くなります。

シリーズの品目が多いと、陳列棚の幅も広く確保できて、目立つこともできます。

 

それをあえて1本にしてアピールしているのは、メンズビオレが洗顔以外のカテゴリーに進出する足がかりかもしれませんが、歓迎する顧客は多いと思います。

 

■作る側の都合と、顧客の都合が、真逆の場合があります。

 

そんな時に、いかに作る側の利益を守りながら、顧客に寄り添うことができるか、「メンズビオレONE」を見て考えさせられた次第です。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスで、作る側の都合が優先されている要素はないでしょうか。もし顧客にとって都合が悪いところがあれば、顧客に寄り添う努力によって、新たな売れるヒントが見つかるかもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!