【ネーミング】寿司ワインはやり過ぎではないかと…
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さて昨晩は、夏季休暇中に買った本を読んでいました。
健康の結論
堀江 貴文 (著), 予防医療普及協会 (監修)
この本を読んで、今年の健康診断は、胃カメラなどのオプションを付けよう、と決めました(汗)
それでは、「売れるヒント」第166号です。
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■先日、スーパーに寄りました。
ワインコーナーに時々寄るのですが、珍しいワインを見つけました。
「寿司」と漢字で書いてあります。名前も「寿司ワイン」だそうです。
■寿司と言えば「日本酒」というイメージが強いですが…
しかし言われてみれば、魚には白ワインが合うので、寿司にも合うかもしれませんね。
ちなみに隣のワインも、和食に合うことをコンセプトにしたワインだそうです。
もしかしたら、ワインの需要掘り起こしの一環で、日本食との相性を訴求しているのかもしれない、と想像しました。
■ここで感心したのは、この写真の白ワインが、堂々と「寿司」一本に絞った訴求をしているところです。
なかなかそこまで狭く絞れないものです。
どうしても、「和食」とか「魚料理」くらいで、それ以上絞るのは躊躇してしまいます。
「寿司」だけだと、自宅で寿司をどれだけ食べる回数があるだろうか、と考えてしまいますね。もうちょっとターゲットを広げたい気持ちになります。
しかし実際は、「和食」としてしまうと、特長が薄れ、結局漠然と曖昧になってしまい、使われなくなってしまうような気がします。
■「寿司」と絞ってあるからこそ、「そこまで言うなら寿司の時に試してみよう」とメッセージが強烈に届くのでしょう。
私がこれを見つけて写真を撮ったのが、まさに強烈なインパクトがあった証拠ですね。
メッセージはやり過ぎと思うくらいに尖らせてみるのがよい、と感じた「寿司ワイン」での気づきでありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスのネーミングは、八方美人の名前になっていないでしょうか。本当にメッセージを伝えたいならば、ターゲットへ強烈なインパクトを与える「尖ったもの」で試してみるのがおすすめです。
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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!