【コンセプト】「忘れるもんか」という新商品に学ぶ
今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます!
このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。
もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろお役立てください!
それでは、「売れるヒント」第235号です。
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■先日、ドラッグストアに寄りました。
「忘れるもんか」という商品が大々的に並んでいました。
■ここ最近、記憶力に関する医薬品やサプリが出ていました。
この商品も、最近出た新商品のようです。
大豆由来のPS(ホスファチジルセリン)が記憶力維持をサポートするそうです。
今まで聞いたことのない新成分のようです。
なんといっても「忘れるもんか」という商品名がインパクトがありますね。
■注目したのは、「言葉の記憶力維持」に絞った訴求をしていることです。
メインのキャッチコピーは「あの言葉なんだっけ」です。
また、「記憶力維持(言葉を思い出す力)」とあります。
私も、40歳近くなってきて、言いたいことが言葉で思い出せないことがあります…
このように具体的にイメージできると、「私のことだ!」と試してみようという人も出てきそうですね。
■機能性表示食品という許可を得るときの根拠データが、言葉の記憶力テストだったので、「言葉の記憶力維持」を訴えざるを得ないということもあるのかもしれません。
そういう場合でも、ターゲットを広げようとせずに、そのまま絞った訴求にするのは勇気がいりますが、相手にはメッセージが届きやすいと思います。
必要な人に尖ったメッセージが届くようなキャッチコピーがいいな、と感じた「忘れるもんか」での気づきでありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスを、本当に届けたい人は具体的にどんな人でしょうか。その人に絞って、キャッチコピーや商品デザイン、流通先、陳列場所など、一度あらゆる要素を変えてみるのもいいかもしれません。
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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!