売れるヒント

店頭マーケティングの視点でビジネスの売れるヒントを探る。マーケティングや営業など、売る仕事の方へ

【ネーミング】深川油脂工業製菓子商品之件

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、有難うございます!

 

このブログは、身の回りに転がっている「売れるヒント」を、現在マーケティング支援の仕事に携わるビジネスマンが、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、みなさまのビジネスのヒントに、商談でのネタに、部下の教育に、いろいろとお役立て下さい!

 

さて、今日は昼から外出したのですが、朝にNHK日曜美術館を見ていたら「アンリ・ルソー」の特集でした。

この本を持っているのですが、このヘタウマの絵の作者がわかって感動しました!

 

それでは、「売れるヒント」第120号です。

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■今日の帰宅途中に、スーパーマーケットに寄りました。

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スナック菓子コーナーの最下段に、あまり見かけないポテトチップスが並んでいました。

 

■こちらは、「化学調味料無添加」という文字を強調した、ポテトチップスのようです。

 

あと、「国内産じゃがいも」「植物油」「オホーツクの焼塩」という、安心安全な点を強調したところは、他と差別化されていますね。(北海道ブランドだそうです)

 

パッケージも、他のポテトチップスとは一線を画した、超シンプルなデザインです。

売り場では最下段ながら、かなり目立っていました。

 

■ここで注目したのは、製造元です。「深川油脂工業」だそうです。


「油脂工業」とは、カルビー湖池屋などの食品メーカーとは一線を画した名前です。

 

初めて聞くと、「油脂工業」となると、化学的な感じがするのは私だけでしょうか。(汗)

 

しかし考えてみると、例えば「フカガワ」「FUKAGAWA」という名前だとどうでしょうか。このような直球勝負コンセプトの商品とは、会社名がアンマッチな気がしてきました。

 

逆に、「油脂工業」という堅いイメージで、「化学調味料無添加」と言うと、信頼感が出るのかもしれません。

 

■会社名のネーミングでも、扱っている商品によっては、今風のポップな名前よりも、重厚な名前の方が、一貫性がもたらさせることもあるのかもしれません。

 

会社名のネーミングについて考えさせられた、深川油脂工業のポテトチップスでの気づきでありました。

(ちなみにこのポテトチップス、シンプルな塩味で、美味しかったです)

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスのネーミングは、会社名とイメージの一貫性があるか、考えてみましょう。一貫性があった方が、顧客の頭の中での混乱を生まずに、信頼に結びつくかもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!