【物語力】ガーナの母の日展開を見て
みなさん、こんばんは!
今日も「売れるヒント」ブログにお越しいただき、有難うございます。
このブログは、身の回りに転がっている「売れるヒント」を、現在マーケティング支援の仕事に携わっている元営業マンが、日々記録しているものです。
今日は、所用で出かけていた富山から帰ってきました。
帰りに富山駅で食べた「白エビとホタルイカの天丼」が美味しかったです。
富山は海の幸が美味しいですね。
それでは、今日の「売れるヒント」です。
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■ファミリーマートに寄りましたら、こんな陳列がされていました。
最近、ローソンネタが多いので、偏っていると言われるといけないので、ファミリーマートのネタにしてみました。
ロッテのガーナチョコレートの、「母の日」向けの陳列ですね。(日付変わってしまいましたが…)
■ロッテのガーナチョコレートと言えば、有名女性タレント3人を使ったCMがおなじみですね。特に、2月14日のバレンタインデーのあたりによく見ます。青春ですね(笑)
これに関しては、多くの人は、「ガーナチョコを使って、バレンタインデーチョコを作る3人の女の子たち」という物語が頭の中に浮かぶと思います。
ところが、ネットで調べてみると、今のCMは、今までと少し趣向が変わって、フレッシュな女性タレント3人が起用されているそうです。
しかも、母の日に向けての内容のようです。今回の陳列もその関連ですね。
■チョコレートの消費は、2月が飛びぬけて多いと聞いたことがありますが、これは5月にも母の日にからめて販売したいという思いが感じられますね。
たしかに、「愛」というコンセプトは共通しているので、納得感があり、好感ももてますね。「母の日にチョコをプレゼントしたい女の子たち」という物語も違和感ありません。
メーカーからすると、2月のバレンタインデーでの成功を、5月にも、ということで、いわゆる「横展開」ということでしょうか。
■ここから考えたことは、「世に受け入れられているコンセプトを、エッセンスは変えずに拡げていく」という成功法則です。
ガーナチョコレートを母の日にと言われると、その物語も「たしかにありだな」と思います。
むやみやたらに拡げていくのは、「売らんかな」という意図が見え隠れして、受け入れられない可能性が高いかもしれません。
ガーナの展開を見て、「売れるヒント」が得られた気がした、母の日でありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスを、「横展開」「多角化」「新規参入」するときは、「そのコンセプトはぶれていないか」「世に受け入れられているエッセンスか」などを考慮に入れてみると、「売れる」可能性が高まるかもしれません。
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それでは、明日もマーケティングを楽しみましょう!