売れるヒント

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【値付け】コンビニにGODIVAチョコレートを置く意味

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このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろ役立てください!

 
それでは、「売れるヒント」第292号です。

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■先日、会社帰りにコンビニに寄りました。

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菓子コーナーの最上段にGODIVAのチョコレートがありました。

 

GODIVAと言えば高級チョコレートで有名ですが、いろいろな販路で買えるようになってきています。

昔は百貨店などで買うイメージでしたが、コンビニでも当たり前になっていますね。

 

2月のバレンタインデーには、義理チョコ需要を狙ってか、コンビニでも大量に並びますが、12月にも定番に並んでいました。

通年でも高いチョコが売れるということかもしれませんね。

 

■ここでの気づきは、ワンランク上の価格帯を置く意味です。

 

価格は写真では見にくいですが、右下に各350円と書いています。

100円台200円台のチョコが多い中、やはりワンランク上のチョコの位置づけになっています。

 

もしかすると、普段の季節に定番にGODIVAを置いた狙いは、200円台の中価格帯を売る狙いかもしれません。

なぜなら、高い価格帯の商品を置くと、中価格帯が売れるようになるからです。

 

100円と200円のチョコばかりだと、200円は高いイメージが付いて敬遠されますが、そこに350円のチョコがあることによって、200円はそれほどでもないということになります。

松竹梅で言えば、あえて松のランクを置くことで、竹が売れやすくなる、ということですね。

 

■売りたい商品があれば、あえて上の価格の商品を置く、という戦略を見たような気がします。(実際そういう狙いかどうかわかりませんが…)

 

今まではあまり見てきませんでしたが、お店の価格帯の戦略を見ていくのも面白い、と感じた「GODIVAチョコレート」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスで、売りたい価格帯の商品があれば、あえてそのワンランク上の価格帯の商品を作ってみるのもいいかもしれません。売りたい価格帯の商品が手頃に見えて、売れるということもありそうです。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!