売れるヒント

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【陳列】春夏商品の早期展開について考える

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます!

 

このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろ役立てください!

 

それでは、「売れるヒント」第362号です。

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■先日、近くのドラッグストアに行きました。

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入り口近くに、日焼け止めや制汗剤が並んでいました。

 

■夏のシーズン商品の展開時期が、年々早くなっているような感じを受けます。

3月は棚を春夏バージョンに替える時期ですが、2月のうちに展開するのはさらに早いです。

 

確かに日焼け止めは、3月にはもう紫外線が強くなっているようで、2月のうちから準備した方がいいそうです。

ただ、制汗剤は人によるでしょうが、本格的には4月や5月位かなと思います。

 

■このような棚の入れ替えの時期は、お店にとって悩むところかもしれません。

 

私が前職で薬を扱っていた時のことです。

2月初めくらいに風邪薬から花粉関連商品に棚が変わったのですが、その後にまた寒くなって風邪が流行し、結局花粉は3月中旬から本格飛散したということがありました。

 

その時、風邪薬特設コーナーを早く撤去したことで売り逃しがあったのか、はたまた花粉関連商品の事前購入が訴求できたのか、議論になったことを覚えています。

結論としては、風邪になったら風邪薬定番コーナーに来るので、まだ花粉が飛ぶ前に花粉症の人へ訴求した方がいい、という事になりました。

 

シーズン品なので、最初の1個を他店に先駆けて真っ先に買わせることで、お店の売上が違ってくるのですね。

 

■この日焼け止めや制汗剤も、シーズンに1個で十分という人もあるので、早めに展開して初めの1個を当店で買わせるための、早めの展開ということだと思います。

 

展開時期についても定点観測していきたい、と感じた「日焼け止め・制汗剤展開」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスで、シーズンによって需要が変動するものについては、早めの展開をしたり、提案してみてはどうでしょうか。

敏感な層に向けて訴求することで、他に先駆けた早めの購買を得られるかもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!