【ネーミング】芋焼酎らしくない「天使の誘惑」
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昨日は会社帰りに美術館に寄りました。
フィリップス・コレクション展|三菱一号館美術館(東京・丸の内)
会期が2/11までとあって、夜でもかなり混雑していました。やはり展覧会は早めに行くに限りますね…
それでは、「売れるヒント」第342号です。
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■昨日、移動中にマツモトキヨシに寄りました。
お酒のコーナーに、「天使の誘惑」という芋焼酎がありました。
■あまりお酒は飲まないのですが、最近焼酎に興味が出ています。
たまたまいろいろな人から焼酎をもらったからです。
写真に映っている「三岳」や「赤兎馬」は有名ですね(飲んだことはありませんが…)
その中に混じって「天使の誘惑」という、およそ芋焼酎らしくない名前の芋焼酎がありました。
筆で書かれているので日本風なのですが…海外っぽい名前ですね。
しかもパッケージの絵も、墨絵のような白黒の絵ですが、これも外国っぽいです。
■この「芋焼酎らしくない」名前は、インパクトがありますが、その分内容が伴っていないと、実際に飲んだ時にがっかりしてしまいます。
しかし、焼酎愛好家のページで調べてみると、名前のコンセプトと一致した内容のようです。
「樫樽・シェリー樽に10年ほど貯蔵した焼酎」
「長期貯蔵の口当たりの良さと熟成を重ねた濃厚で芳醇な風味はブランデーを思わせる味わい」
など、ブランデーを意識した芋焼酎のようで、それならこのネーミングも納得感があります。
■目立つネーミングは大事ですが、そこに内容が伴っていないと、ガッカリ感が生まれてしまいます。
この「天使の誘惑」は、実際の商品がブランデーを思わせる焼酎であり、そのイメージが伝わるインパクトのあるネーミングで、秀逸だと思いました。
あくまでもコンセプトに合ったネーミングが大事だと感じた「天使の誘惑」での気づきでありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスのネーミングで大事なのは、内容との一貫性だと思います。
インパクトを求めても、内容と違っていると、納得感が得られず「名前負け」になってしまいます。
あくまで商品ありきで、その特長を最大限伝わる尖ったネーミングを考えたいと思います。
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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!