売れるヒント

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【ネーミング】マヨドレという名前

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、有難うございます。

 

昨日は終日自宅で過ごし、読書などしていました。

ポケットブック 影響力の武器:仕事と人間関係が変わる21の心理学

有名な本「影響力の武器」の派生版で、手軽に読めて興味深い内容でした。

 

それでは「売れるヒント」第982号です。

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■先日、近所のスーパーに寄りました。

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こちらは調味料の売り場です。

 

■「マヨドレ」という商品が置いてありました。

これは、マヨネーズタイプ調味料とあるように、厳密にいうとマヨネーズではないようです。

卵を使わずに、代わりに植物性の素材を使って作ったマヨネーズのようです。

卵アレルギーの方や、コレステロールを気にする方にいいですね。

 

■ここでの気づきは「ネーミングでカテゴリーを分ける」ということです。

商品の内容は、卵を使っていないマヨネーズなのですが、名前は「マヨネーズ風のドレッシング」という意味ですね。

マヨネーズなのか、そうでないのか、微妙な立ち位置を築いていると思います。

こういう場合、ついつい「マヨネーズの卵不使用バージョン」と言ってしまいますが、ドレッシングという違うカテゴリーを打ち出しています。

そのことによって、また違う顧客が掘り起こしできるかもしれませんね。

 

■このように、ネーミングで顧客が受ける印象が変わり、顧客層を変えることができることもあるかもしれない、と感じました。

パッケージやネーミングは、ずっと見られ続ける外見ですので、吟味が必要だ、と感じた「マヨドレ」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスは、どのような印象を顧客に与えているでしょうか。

パッケージやネーミングなどの印象で、顧客が持つ第一印象は大きく変わる場合があります。

どのようなイメージを持ってほしいかを明確にして、逆算して様々な要素を考えるのもいいかもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!