売れるヒント

店頭マーケティングの視点でビジネスの売れるヒントを探る。マーケティングや営業など、売る仕事の方へ

【企画力】懐かしいビスコを見て考えた

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます!

 

このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろとお役立てください!

 

毎日このようなブログを書いていると、お店で必死にネタを探すようになりました(笑)

そのようなプレッシャーから、以前よりも幅広く売れ筋商品の話題がわかるようになり、商談時の雑談に役だっています!有難いことです。

 

それでは、「売れるヒント」第151号です。

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■前回と同じく、コンビニに寄った時の話です。

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昨日と同じですが、お菓子コーナーに寄った時に見つけました。

 

おなじみの「ビスコ」です。

 

■ただ、いつも見ていたビスコとは違って、「シンバイオティクス」「乳酸菌+食物繊維」と大きめに書かれています。

 

ただのクリームを挟んだビスケット、ではなかったのですね。

 

乳酸菌も、食物繊維も、どちらも健康のための根強い人気成分ですので、ダイエット、お通じ、免疫力アップなど、いろいろな人にメッセージが伝わるかもしれません。

 

■これを見るに、明らかに子供向けだけではなく、大人に向けたメッセージということが読み取れます。

 

子供の時に慣れ親しんだ味に、大人になって懐かしさを感じると共に、健康にも良いとなれば、購入につながる、という狙いなのかもしれませんね。

 

「子供の頃の懐かしい味」+「健康需要」で、潜在需要の掘り起こしができる、といううたい文句で、メーカーはお店に提案しているのかもしれない、と勝手に想像しました。

 

■このような、「子供の頃の記憶」「懐かしい感情」などの、感情を呼び起こす企画もあるのではないか、と感じました。

 

これは、いまの表面的な調査だけでは、なかなかわからないですね。やはり顧客の立場に立って、「このようなものにはこのように感じるのではないか」という想像力が必要だと思います。

 

マーケティングの難しさと、面白さを感じた、ビスコでの気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスが、使う顧客にどのような感情を起こさせることができるか、を考えてみましょう。思いもよらない感情が生まれることで、新たな「売れるヒント」の発見があるかもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!