【ネーミング】あえて直球の名前「酸化マグネシウム」
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このブログは、身の回りに転がっている「売れるヒント」を、現在マーケティング支援の仕事に携わるビジネスマンが、日々記録しているものです。
もし気づきが得られましたら、みなさんのビジネスのヒントに、商談でのネタに、部下の教育に、いろいろとお役立て下さい!
さて、今日は仕事が早く終わったので、本屋に寄りました。
生き残るための、独学。 単行本 – 2018/6/5
千田琢哉 (著)
家に帰って1時間位で一気に読みました。
やはり勉強によってステージが上がるのだ、と再認識すると同時に、これを読むと勉強したくなりました!
それでは、今日の「売れるヒント」です。
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■今日の会社帰りに、ドラッグストアに寄りました。
ど
こちら、便秘薬コーナーで見かけた「酸化マグネシウムE便秘薬」です。
大きいサイズは品切れしていました。POPにもありますが、売れているようです。
■私は便秘になったことはほとんどないのですが(下痢はよくあります…)、この商品を取り上げる理由は、とある筋から「売れているらしい」と耳にしたからです。
実際行ってみたらそうでした。
便秘薬といえば、刺激性の「コーラック」「スルーラック」と、漢方の「タケダ漢方便秘薬」が有名でした。
その後、「ウィズワン」という植物性便秘薬が「うんちドッサリ」というPOPで有名になり、三強の中に食い込んでいます。
その中で、いま伸びているのが「酸化マグネシウム」だそうなのです。
■なぜ売れているのか。ここで私が注目したのは、ネーミングです。
商品名が、成分名そのままの「酸化マグネシウム」(笑)
正確には「酸化マグネシウムE」でした…
どうしてこの工夫が無いようなネーミングの商品が売れているのか、と思いましたが…
いや、この名前が工夫されているのではないか!と感じたのです。
■これだけたくさんの便秘薬が出ていると、普通の新商品を出しても、どれだけ「効く」と言っても、「やっぱりいつもの」となりそうです。
そんな中、「今までの便秘薬とは全然違う」ということを知らせるために、名前を「酸化マグネシウム」にするという作戦だったのかもしれません。
この違和感が、今までのカタカナのブランド名ばかりの中で、相当目立つ感じがします。
おそらく「マグネックス」とか「ドッサリウム」などとネーミングしても、これほど売れなかったかもしれません。
■今までの常識を逆手にとって、あえて「直球の名前を付ける」という知見が得られた、便秘薬コーナーでの気づきでありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスのネーミングを、今までの常識に習って「かっこいい名前」「ひねった名前」を付けてはいないでしょうか。あえて「直球の名前」を付けた方が、置かれている状況によっては、周囲から浮いて宣伝となる場合もあります。
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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!