売れるヒント

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【POP】均質な時代だから、違和感も一つの手

みなさん、こんにちは。

 

今日は、東京ビッグサイトで開催されている、リテールテックJAPANという展示会に行ってきました。すごい人でした。

 

小売店向けの最新技術が展示されていたのですが、多かったコンテンツは、AIでの映像解析でした。

たとえば、お店の中でお客をカメラで撮って、どういう年代の人がこの商品を長時間眺めたか、などを分析するそうです。

「買った人はPOSでわかるが、買わなかった人はPOSに現れない。それが映像でわかる」と言っていました。

また、顔の解析技術で、商品を見ている人の表情から、心理を解析する、ということもあるようです。すごいですねー。

 

技術はかなり進んでいました。課題は、これを実際のマーケティングに活かす方法を考えないといけない、ということでしょうか。

 

それでは、今日の「売れるヒント」です。

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ドラッグストアの風邪薬コーナーに、こんなPOPが貼っていました。

 

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ペラペラのA4の紙に、手書き(のようなコピー?)で絵と文字が書いています。

紙がペラペラなので、めくりあがってしまって、見えづらくなっています。

しかも、絵が変にリアルで怖い…

 

POPの常識から言うと、いかがなものか!と思います。

 

ただ、この違和感から、見ずにおれなくなりますね。

普通、お店は統一感を出そうとして、POPもプライスも基調が同じです。その中に、異質なものがあると、かなり目立ちます。

熱で苦しんでいる絵も、怖いのですが、風邪のPOPですから許容範囲なのかもしれません。

許される範囲内で、常識から少しはみ出して、違和感を醸成しているのでしょうか。そういう計算からでしたらすごいですね。(単に手抜きの可能性もあります…)

 

私たちは、POPの常識にとらわれていないでしょうか?一度立ち止まって考えてみたいと思います。(もちろん、迷惑なPOPは論外ですが…)

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それでは、明日もマーケティングを楽しみましょう!