売れるヒント

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【値付け】もみじ饅頭と生もみじ

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。

もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろお役立てください。

 

広島での出張も終わり、昨日夜に移動しました。

昨日は広島ではカープの試合があったようで、カープの帽子やユニフォームTシャツを着ている人が多く、熱気を感じました。

 

それでは 「売れるヒント」第454号です。

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■広島駅のお土産コーナーに寄りました。

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おなじみのもみじ饅頭です。有名なにしき堂さんのコーナーです。

 

■もみじ饅頭コーナーで目立っていたのは「生もみじ」でした。

 

「生」というと「生ビール」などのイメージで、活きがいい感じがします。

どういう意味だったかというと、もみじ饅頭を饅頭ではなく「生菓子」にしたものだそうです。

試しにつぶあんこしあんを各1個買って食べましたが、生地がもっちりして美味しかったです。

 

■ここで注目したのは「値付け」です。

 

いろいろ見ていると、定番のもみじ饅頭は1個100円、生もみじは1個135円と、やはり生もみじがワンランク上となっています。

もみじ饅頭は各メーカー競争が激しくなっている印象で、90円とか80円のメーカーもありました。

それゆえ、各社が付加価値商品を開発して単価を上げようと努力している姿が見えました。 

 100円が130円というレベルなら、まだ手が届くレベルで、「今回のお土産は生もみじにしてみよう」というちょうどいい値付けかもしれません。

 

■このように、現状に満足せずに、新たなヒット商品を世に送り出そうという努力は、このような競争から生まれるのだと感じました。

 

広島のもみじ饅頭の活気を見た「にしき堂の生もみじ」での気づきでありました。

 

 【今日の教訓】

自社の商品やサービスの価格は、競合と比べて高いでしょうか安いでしょうか。

高いのであれば、納得できる理由が必要だと思います。安いのであれば、値下げ競争に陥っていないでしょうか。

新たな商品やサービスで価値を付けて単価を上げる努力も必要かもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!