売れるヒント

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【POP】スペックと気分

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

昨日は終日在宅勤務で家にいました。読書を少ししました。

「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考

実際のアート作品を題材にして思考法を考える本で、まだ途中ですが興味深い本です。

 

それでは「売れるヒント」第1,247号です。

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■先日、スーパーのサミットに買い物に行きました。

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お酒の売り場のワインコーナーです。

 

■フランス産の赤ワインがありました。

「バロン ド レスタック」という名前のようです。

産地はボルドーだそうで、これは素人の私でも知っている有名な地域ですね。

オリンピックを見ていて国際的な感覚になっているのか、ワインを見てフランス行ってみたいと思いました。

 

■ここでの気づきは「味よりも気分」ということです。

瓶に「おうちでフランス気分」というPOPが下げられていました。

味が濃いとか薄いとか、甘いとか辛いよりも、フランス気分になれる手段として訴求していますね。

たしかにボルドーのワインなので、味の心配をする人はおらず、飲むことでなれる気分を訴求することの方が効果が高そうな感じがしました。

 

■このように、味や機能などのスペックを訴求するよりも、それを使うことでもたらされる気分を訴求した方がいい場合がありそうです。

これを念頭の置いて、訴求を変えてみた方がいい商品が結構多いかもしれない、と感じた「ボルドー産赤ワイン」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスは、スペックと気分とどちらを訴求しているでしょうか。

スペックよりも、それによって顧客にもたらされる感情や気分を訴求した方がいい場合が結構あるかもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!