売れるヒント

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【物語力】あえて〇〇していない

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

昨日は月曜でしたが休暇となり、美術館に行きました。

佐藤可士和展|国立新美術館(東京・六本木)

サントリー美術館 開館60周年記念展 ミネアポリス美術館 日本絵画の名品 サントリー美術館

佐藤可士和展は若い人が多くて驚きでした。多分大学生くらいの年代だと思います。

 

それでは「売れるヒント」第1,144号です。

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■昨日、ラーメンの一蘭に行きました。

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こちらはカウンターに貼っていたPOPです。

 

一蘭といえば有名な「味集中カウンター」ですが、その仕切られた空間の中にPOPが貼ってありました。

周りを見ることができないので、POPがいやでも目に入ってきますね。

これは一蘭カップ麺ができたというPOPで、2月に発売しているようです。

「ライバルはお店の一蘭」というキャッチフレーズは上手いですね。それだけ味に自信のあるカップ麺ということですね。

 

■ここでの気づきは「あえて〇〇はしておりません」です。

POPを見ていると、「ラーメン本来の純粋な味わいを楽しんでいただくため、あえて具材は入れておりません」と書いてあります。

カップ麺には麺とスープしか入っていないようで、その意味合いがわかります。

何も書いていないと物足りなく感じるかもしれませんが、このように理由がわかるとこだわりを感じて満足度が上がりますね。

 

■このように、もし何か不足している事があったとしても、「〇〇のため、あえて〇〇しておりません」という意味合いを作って表現すると、満足度が上がると思います。

このような、いわゆる物語性がより必要な時代なのかもしれない、と感じた「一蘭カップ麺」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスは、あえてしていない事のこだわりはあるでしょうか。

している事はアピールしますが、していない事はマイナスに捉えてアピールしない事が多いです。

していない事の意味合いを考えて、「あえて〇〇していない」とアピールするのもいいと思います。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!