売れるヒント

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【物語力】青森田子町の田沼さんとは

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、有難うございます。

 

昨日は仕事で武蔵小杉に行ってきました。

駅前の商業施設でランチに入りましたが、比較的値段が高い回転寿司を見つけました。

1皿300円や500円なのですが、ネタが凄く大きかったりなど、高くても納得するような工夫が多くて勉強になりました。

 

それでは、「売れるヒント」第656号です。

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■先日、セブンイレブンに寄りました。

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お酒コーナーに、セブンプレミアムのビールが置いてありました。

 

■「セブンプレミアム 青森田子町田沼さんのホップ畑から」という商品です。

おなじみのセブンイレブンPBですが、製造はサッポロビールですね。

裏面には、ホップのこだわりが載っていました。

なんでも「リトルスターホップ」という、爽やかな香りと、程よい穏やかな苦味が特長のホップだそうです。

 

■ここで一番目立つのは、やはり「田沼さん」でしょうか。

このように、生産者の顔が載っているのは、野菜や米では多いですが、ビールでは見たことありませんね。

裏面には、その物語が書かれていました。

青森県田子町は、1960年代には40軒以上のホップ農家がいたホップ栽培の盛んなエリアでしたが、2019年には後継者不足もあり、田沼さん一人となりました。」

これが地方の現実なのでしょうか、寂しい気持ちもあり、応援したくもなりますね。

 

■このように、その商品にまつわる物語を知ってもらうと、顧客の感情が動きますね。

そういった意味では、ネーミングやパッケージなど、「なぜ田沼さんなのか」を知りたくなるような見た目になっていて、上手いと思いました。

このような物語が付加価値になっていくのだなあ、と改めて感じた「セブンプレミアム青森田子町田沼さんのホップ畑から」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスの物語は、顧客に伝わっているでしょうか。

単にホームページに載せるだけでは気付いてもらえない可能性が大きいです。

ネーミングやパッケージ、POPなどをきっかけに、気になって調べたくなるように誘導するのが一番上手い方法だと思います。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!