【値付け】1,500円のバターを置くことの効果
今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、有難うございます。
台風が来ているので、計画運休が騒がれていますが、受講予定であったセミナーの中止連絡も来ています。
やはり早めに中止の連絡があると、気が楽になって有難いですね。
それでは、「売れるヒント」第586号です。
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■先日、近所のスーパーに行った時の写真です。
バターのコーナーです。
■最近、世間からかなり遅れてバターコーヒーに興味を持ち始めまして、バターのコーナーを見てみました。
すると、他と1桁違うプライスカードがありました。
「カルピス特選バター」で、450gで1,500円!です。
先日「帝国ホテルのマーガリン」について書きましたが、こちらはマーガリンではありますが高単価で300円台でした。それよりさらに高い(汗)
■ウェブで調べてみると、この特選バターは、カルピス社がカルピスを作るときにできるバターだそうですね。
牛乳を脱脂乳と乳脂肪に分け、脱脂乳がカルピスに、乳脂肪が特選バターになるという訳です。
なかなか生産できないことに合わせ、品質がかなりいいということで、価格がこれだけ高いらしいです。
■お店の品揃えの中に、このような高単価品が1品あると、他の200円台や300円台のバターが普通に感じる効果もありますね。
よく、「松竹梅の価格設定をすると、竹の価格帯が売れる」という話があります。
この話ならば、300円を松にするのではなく、1,500円を松にするという訳です。
■たとえ大して売れなくてもいいので、高価格帯の商品を置くと、今まで高いと思われていた中価格帯の商品が売れるようになる、ということですね。
バターでその例を見たような気がした「カルピス特選バター」での気づきでありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスの、価格設定について考えたことがあるでしょうか。
1つだけでも、飛び抜けた高価格帯を設定することで、それ自体はあまり売れなくても、今まで高価格帯と思われていたものが中価格帯と認識されることで売れるようになる、という効果があるかもしれません。
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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!