【POP】セブンイレブンのおでんの戦略POP
今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、有難うございます。
最近いろいろな小売店に入ると、10月のセールの案内が多いです。
増税後の消費の落ち込みを心配してのことだと思います。前回の増税を教訓にしていることは良いことですね。
それでは、「売れるヒント」第578号です。
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■先日、セブンイレブンに寄った時の写真です。
おにぎりやお弁当コーナーにPOPが取り付けてありました。
■「おでん」の訴求POPのようです。もう季節は秋ですね。
2種類ありました。
「ランチのスープに!おにぎりと一緒に」
「うれしいカロリー!お弁当と一緒に」
とあり、どちらもおでんをプラス購入させるようなPOPとなっています。
■以前も同じようなPOPでの展開を見かけましたが、さらに進化していると感じました。
おにぎりを買う人は、温かいものを一緒に買いたいので、おでんをスープ替わりに訴求しているのかもしれませんね。
また、お弁当を買う人は、これ以上カロリーを増やしたくないという心理的障壁があるのかもしれません。それを取り除いているのかもしれません。
■このように、セブンイレブンの場合、POP1つでも明確な意図を感じさせます。
なんとなく目立たせるためだけのPOPとは違い、戦略が垣間見えます。
これがデータを基にしているのかはわかりませんが、参考になるとは思います。
こういう積み重ねが、セブンイレブンの平均日商の高さにつながっているのかもしれませんね。
■せっかくPOPを作るのであれば、そこにいるお客様にどういう購買をして欲しいのか、そのネックは何か、そしてその解決法は何か、などを考えて作りたいものです。
そう考えると、POPを作るのも面白い、と感じた「セブンイレブンのおでんのPOP」での気づきでありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスのPOPには、明確な意図を持って作られているでしょうか。
目立たせるだけのPOPもいいのですが、そこにいるお客様にどのような購買行動を起こしてほしいかを基にして戦略的にPOPで訴求することができるかもしれません。
そうなると、新たな売れるヒントが生まれるかもしれません。
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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!