【キャッチコピー】DVD鑑賞店の「ホテルがライバル」の理由を考えた
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それでは 「売れるヒント」第512号です。
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■昨日、セミナー受講のために、新宿に行きました。
こちらは、歌舞伎町にあった、DVD鑑賞ルームです。
ここに行ったわけではありません、通りすぎただけです(笑)
■このDVD鑑賞ルームというのは、繁華街でよく見ます。
もちろんDVDとはAVがメインなのですが…
個人的な経験では、DVD鑑賞というより、ちょっとした休憩所という使い方が多いのではないかと思います。
私も、営業で外回りをしていたころ、仕事の合間に一眠りしたいときに、ネットカフェやDVD鑑賞ルームを使ったことがありました。
実は、喫茶店で眠るか、ホテルを昼予約するかで、その中間があまりないのです。
「ちょっとお金を出しても個室でぐっすり眠りたい」という需要に合っていると思います。
■ここでの気づきは「ホテルがライバル」というキャッチコピーです。
これは、あえて自分から競合を宣言することで、そのような立ち位置に変える、という試みだということですね。
ホームページを見ると、「ホテル並みの快適さ」ということなのですが、ぱっと見た感じでは「宿泊できるのかな」と思います。
ホテルが予約できなかった観光客の受け皿になっているという話も聞きますし、宿泊の需要がこのキャッチコピーによって増えているかもしれません。
■「ホテル並みの快適さ」ではなく「ホテルがライバル」と書いているのは、そのようなニュアンスを受け手に感じでほしいということだと勝手に想像しました。
顧客からどのように思ってもらいたいかを宣言する面白い方法だ、と感じた「DVD鑑賞店」での気づきでありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスは、顧客からどのようなイメージを持たれているでしょうか。
もし立ち位置を変えたいのであれば、「〇〇がライバル」と宣言することで、そのようなものだと認知されるという効果を得られるかもしれません。
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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!