【コンセプト】リコピン増量のケチャップ
今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。
もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろお役立てください。
それでは 「売れるヒント」第499号です。
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■先日、スーパーに寄った時の写真です。
ケチャップコーナーを見ました。
■個人的には、普段まったく立ち寄らないケチャップコーナーです。
ふと見ると、今までのイメージと違っていました。
それは、健康成分「リコピン」を前面に出している商品がいくつか並んでいたということです。
トマトに入っているリコピンが、抗酸化作用などがあることは知っており、トマトジュースや栄養ドリンクで強調されているのは見たことがあります。
ただ、ケチャップでアピールしているのは初めてです。
■このような「健康成分〇〇がプラス」という調味料も珍しいですね。
よく「塩分ひかえめ」「コレステロール〇%オフ」など、マイナスしたものを見かけますが、逆にプラスしたものはあまり見かけませんでした。
リコピンプラスという内容でしたら、もっと使おうという意識になるかもしれません。
ゴマのセサミンのように、できるだけ多く摂りたいものというイメージになれば、強力な武器になると思います。
■このように、問題のある点を減らすことと、良い点を増やすことの、2つの方向性があり、それは調味料だけではないと思います。
顧客をリサーチすることで、何か減らすのか、増やすのか、考えていきたいと感じた「リコピンケチャップ」での気づきでありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスの、長所と短所を理解しているでしょうか。
その長所を伸ばしていくのか、短所を削るよう努力するのかは、商品特性や競合の状況など、いろいろ考慮して方向性を決めたらと思います。
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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!