売れるヒント

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【コンセプト】アタックゼロの陳列が目立っていた一因

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます!

 

このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろお役立てください!

 

それでは、「売れるヒント」第401号です。

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■先日、洗濯用洗剤を買おうと思って、ドラッグストアに行きました。

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いつも買っている「アタック」が、リニューアルしていました。

 

■今までは、アタックネオともう1種類アタックを使っていたのですが、どうやらそれが統合されたようで、「アタックゼロ」となっていました。

 

帰宅した後に、ちょうどCMも流れているのを見ました。

大々的にプロモーションをかけているようです。

たて型洗濯機用と、ドラム式洗濯機用とで分けているようで、この分け方は珍しいですね。


■ここで感じたのは、いろいろな種類を統合したからか、かなり陳列幅が大きい感じがして目立っていました。

特に、このお店は洗濯用洗剤コーナーがそこまで大きくないので、余計に目立っていたのかもしれません。

 

ブランドの中で、いろいろな機能によって細分化することもできますが、その場合は陳列も分散してしまいます。

今回のアタックのように、逆に種類を統合すると、同じようなパッケージが広がっているイメージとなり、目立つという効果もあると感じました。

 

 ■おそらく、洗濯用洗剤コーナーは機能別にかなり細分化していたので、逆に統合するという試みだったのかもしれません。

カテゴリーの現状を知って、先を読んだ上でのコンセプトかもしれませんね。

 

このように、自然と注目を集めるような展開が理想的だな、と感じた「アタックゼロ」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスが属している業界やカテゴリーは、機能によってブランドを細分化する流れでしょうか、また統合する流れでしょうか。

細分化がかなり進んだ時は、統合した方が消費者ニーズに合っているかもしれませんし、統合したものが多い時は、細分化した方が喜ばれる可能性があります。

カテゴリーの現状を把握した上で、それぞれを試してみるのもいいかもしれません。 

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!