売れるヒント

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【物語力】一風堂×安藤百福ラーメン

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます!

 

このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろお役立てください!

 

それでは、「売れるヒント」第385号です。

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■先日、セブンイレブンに寄った時の写真です。

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おなじみラーメン店「一風堂」のカップラーメンが陳列されていました。

一風堂 幻の名店 麺翁 百福亭」という名前です。

 

■このカップラーメン、「新発売」とプロモーションコーナーに並んでいたので、何か違うのかとよく見てみると、「安藤百福にささげた幻のラーメン」ということのようです。

 

調べてみると、この「麺翁 百福亭」は、大阪府池田市に実在したお店のようですね。

安藤百福がもしもラーメン店を開いたら、どのようなラーメンを作ったであろうかをコンセプトにしたラーメンだったそうです。

実際に安藤百福も食べたということも聞くと、本格的だったことがわかります。

 

もう2008年に閉店してしまったそうですが、その味わいを再現したというものです。

 

■これは朝ドラの「まんぷく」が放映されている今が絶妙のタイミングですね。

もう少しで4月になると、新しい朝ドラに切り替わるので、ギリギリのタイミングです。

 

しかも、何とも面白い物語力です。

この実在したお店自体が、どんな味なのかの想像をかき立てますが、それがすでに閉店しまっていることで、希少性が高まっています。

 

このラーメン店は、現在は一風堂池田店として営業しており、待合室には当初の看板や写真などが飾っているそうです。

そういったことにも関心を呼ぶかもしれませんね。

 

■物語力を発揮して、世間で話題になっているタイミングですかさず商品を投入したという例だと思います。

これは、アンテナを立てて、先を読む努力なしにはできないと思います。

 

半年後、1年後、2年後、3年後の世間の動きにも関心を持っていきたい、と感じた「一風堂 幻の名店 麺翁 百福亭」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスで、物語力を発揮して世にアピールする時のタイミングはどうでしょうか。

世間の関心事は移ろい変わっており、絶妙のタイミングがあるかもしれません。

テレビ・映画・エンタメ・観光・政治・インフラなど、いろいろな事に関心を持っていきたいと思います。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!