売れるヒント

店頭マーケティングの視点でビジネスの売れるヒントを探る。マーケティングや営業など、売る仕事の方へ

【コンセプト】デザイン海苔の第2弾

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます!

 

このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろ役立てください!

 

それでは、「売れるヒント」第360号です。

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■昨晩も、近所のスーパーに寄りました。

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「のりあーと」という商品が並んでいました。

 

■こちらは、弁当を作る時に、のりを型抜きして使うというものです。

ネコと恐竜とリラックマの3種類があります。

 

実は先月取り上げたポケモン海苔も、同じスーパーでした。 

 

ということは、かなり需要があったということでしょう。

弁当がインスタ映えするか、などの影響もあるかもしれませんね。

顧客の要望に応えて種類を増やしているのだと思われます。

 

■今回の「のりあーと」は、前回とは少し想定顧客をずらしている気がします。

 

前回はポケモンで、小さい子供のお弁当用でした。幼稚園児や小学校低学年のイメージでしょうか。

今回は、小学校高学年以上、場合によっては大人の弁当にも使われるかもしれませんね。特にネコは普遍的な人気があります。

 

実際にパッケージには「お弁当にも!パーティーにも!」と、パーティーで使うことも訴求されていました。

確かに、職場で愛妻弁当を開けたらネコがいたら恥ずかしいかもしれませんが、パーティーでしたら違和感がありません。

 

■このように、それぞれ違う層の顧客に向けて訴求しているのは絶妙だと思いました。

棲み分けを考えたのは、提案したメーカーや卸側か、仕入れたスーパーの側か、あるいはたまたまかはわかりませんが、海苔の幅広い需要拡大に向けて役立つと思います。

 

真っ向勝負よりも、ずらしたコンセプトで勝負するのが上手い、と感じた「のりあーと」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスで、競合と比べて想定顧客の層はどうなっているでしょうか。

少し相手をずらして商品やサービスを作ったり提案してみると、案外面白い売れるヒントが見つかることもあるかもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!