売れるヒント

店頭マーケティングの視点でビジネスの売れるヒントを探る。マーケティングや営業など、売る仕事の方へ

【パッケージ】飲むポテトチップスの驚き

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます!

 

このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろ役立てください!

 

それでは、「売れるヒント」第349号です。

----------------------------------------------------------------------------------

■昨日、近所のスーパーに寄りました。

f:id:ryo596:20190216110113j:plain

おなじみのポテトチップスですが、「ワンハンドスティックポテト」という商品が並んでいました。

 

■パッケージに「手が汚れない!」とあるように、口に流し込むような袋になっています。

本当に食べやすいのかを確かめるために、買って食べてみました。

 

これが本当に食べやすかったです。

どっと口に流れることもなく、量も調整できました。

おそらく口の大きさが絶妙なのでしょう。

「まっすぐ切り取ってください」と書いていたので慎重に開封しましたが、これが斜めになると口の大きさが変わってしまうからなのかもしれませんね。

 

ちなみに、このレポートがわかりやすかったです。

「飲むスナック菓子」とは面白いコンセプトですね。

 

■この商品、昨年の5月に発売したようです。気づきませんでした。

いろいろな気づきがありました。

 

①1人用の商品へのニーズ

今までのポテトチップスは、袋を大きく広げて、家族や友人同士で食べるイメージでしたが、これは完全に個人用ですね。開封口に自分の口を付けますし。

いわゆる「パーソナルユース」への社会の流れを狙っての商品かもしれません。

 

②手を汚したくないニーズ

昨年、チョコフレークの製造が中止になるというニュースで、理由として「手を汚したくないニーズが大きく売れなくなった。理由はスマホ」と聞きました。

ポテトチップスも危機感があったのかもしれませんね。

 

③ちょっとした工夫と細部へのこだわり

この容器を思いついた人はすごいと思いますが、それを具現化したのはさらにすごいと感心しました。切り口や開封口の大きさなど、かなり試行錯誤したと思います。

 

■このように、「時代の流れ」を感じ取って、そこからの「ひらめき」、さらに「細部へのこだわり」という3段階がそろった商品だと感じました。

 

こういう仕事ができたら面白いだろうな、とモチベーションもあがる「ワンハンドスティックポテト」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスを、ニュースやヒット商品などで知る「時代の流れ」と照らし合わせてみるのもいいかもしれません。

そこからひらめきが生まれ、具現化することができると、新たな売れるヒントとなる可能性があると思います。

----------------------------------------------------------------------------------

それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!