売れるヒント

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【パッケージ】昔ながらの薬袋が意外に目立つ

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます!

 

このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろ役立てください!

 

 

それでは、「売れるヒント」第339号です。

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■先日、ドラッグストアに寄った時の写真です。

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咳止め薬コーナーの鎮咳去痰薬「コバドリンA錠」の写真です。

 

■かつて製薬会社にいましたので、昔から知っている商品です。

以前から、他の風邪薬が箱入りの中で、1品だけ袋入りなので「目立つな」とは思っていました。

棚に陳列するのは、倒れやすいので並べるのが大変ですが…

 

今回、久しぶりに触ってみると、昔のように紙袋ではなく、ビニール製になっていました。

ただ見た目は変わっていません。

ということは、あくまでもこの見た目は変える気が無い、ということですね。

 

■このように、あえて別のパッケージにこだわる、というのも面白いですね。

 

かなり昔はこのような薬袋だったそうですし、病院で薬をもらう時は今もこのような薬袋です。

ある意味「レトロ」なパッケージです。

 

しかし、それを続けるというのは、なかなか勇気がいると思います。

古いイメージの商品を拒否する人もいると思います。

顧客が絞られるのを覚悟で、続けているということでしょう。

 

■周りが変わっていく中で、あえて変えないという選択もあるかもしれませんね。

周りに合わせて何となくリニューアルしていることも多いと思います。

 

変える所と変えない所をよく考えているだろうか、と感じた「コバドリンA薬袋」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスの、定期的なリニューアルの中で、あえて変えないという選択肢は考えられないでしょうか。

何となく競合がリニューアルしているから、という理由であれば、変えない選択肢もあるかもしれません。

もしその方が顧客にもメリットがあるならば、新たな売れるヒントとなるかもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!