【キャッチコピー】北斎をアップデートする
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昨日は、夜に美術展に行きました。
六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーでの「新・北斎展」 です。
本文で取り上げてみます。
それでは、「売れるヒント」第323号です。
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■上述したように、昨日「新・北斎展」に行きました。
おなじみの、「ビッグウェーブ」と言われる「神奈川沖浪裏」です。
■美術の中でも浮世絵は特に好きなので、美術展にはよく行きます。
特に葛飾北斎は、世界的にも有名な絵師なので、美術展も多いですね。
両国には専用の「すみだ北斎美術館」もありますし、原宿には浮世絵専門の「太田記念美術館」もあります。
今回の展覧会は今までとちょっと違います。
長年、北斎研究家として活動していた永田生慈さんが、集大成として携わったそうなのですが、残念ながら開催を見ることなく昨年亡くなられたそうです。
その永田さんのコレクションが網羅されていて、いままで見たことのない北斎の絵が豊富に展示されていて、面白い展覧会でした。
■今回の気づきは「北斎アップデート」という美術展のキャッチコピーです。
北斎というと、すでに語りつくされた感のある絵師で、いまさら美術展に行かなくてもという人も多いと思います。
しかし、今回のキャッチコピー「北斎をアップデートする」は、北斎の新たな知識から基本データまで、更新作業しよう、という訴求でした。
「ウィンドウズアップデート」などで使われるパソコン用語なので、馴染みのない人もいるかもしれませんが、イメージとしてはぴったりですね。
「アップデートしないといけない」という気持ちが出てくる言葉ですので、それに魅かれて足を運ぶ人もいるかもしれません。
なかなか秀逸なキャッチコピーだと思いました。
■このように、もう世間に浸透している事柄でも、「アップデートが必要」というコンセプトで再訴求ができるかもしれませんね。(もちろんそれに即した内容でなければなりませんが…)
たとえマンネリ化しているイベントでも、このコンセプトは使えるかもしれない、と感じた「新北斎展」での気づきでありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスが、長年浸透して、訴求がマンネリ化していることはないでしょうか。
新しい要素を加えるたびに、定期的にアップデートしてもらう訴求をするのもアリだと思います。
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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!