売れるヒント

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【キャッチコピー】北斎をアップデートする

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このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろ役立てください! 

 

昨日は、夜に美術展に行きました。

 六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーでの「新・北斎展」 です。

【公式】新・北斎展

本文で取り上げてみます。

 

それでは、「売れるヒント」第323号です。

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■上述したように、昨日「新・北斎展」に行きました。f:id:ryo596:20190121082800j:plain

おなじみの、「ビッグウェーブ」と言われる「神奈川沖浪裏」です。

 

■美術の中でも浮世絵は特に好きなので、美術展にはよく行きます。

特に葛飾北斎は、世界的にも有名な絵師なので、美術展も多いですね。

 

両国には専用の「すみだ北斎美術館」もありますし、原宿には浮世絵専門の「太田記念美術館」もあります。

 

今回の展覧会は今までとちょっと違います。

長年、北斎研究家として活動していた永田生慈さんが、集大成として携わったそうなのですが、残念ながら開催を見ることなく昨年亡くなられたそうです。

その永田さんのコレクションが網羅されていて、いままで見たことのない北斎の絵が豊富に展示されていて、面白い展覧会でした。

 

■今回の気づきは「北斎アップデート」という美術展のキャッチコピーです。

 

北斎というと、すでに語りつくされた感のある絵師で、いまさら美術展に行かなくてもという人も多いと思います。

 

しかし、今回のキャッチコピー「北斎をアップデートする」は、北斎の新たな知識から基本データまで、更新作業しよう、という訴求でした。

「ウィンドウズアップデート」などで使われるパソコン用語なので、馴染みのない人もいるかもしれませんが、イメージとしてはぴったりですね。

「アップデートしないといけない」という気持ちが出てくる言葉ですので、それに魅かれて足を運ぶ人もいるかもしれません。

 

なかなか秀逸なキャッチコピーだと思いました。

 

■このように、もう世間に浸透している事柄でも、「アップデートが必要」というコンセプトで再訴求ができるかもしれませんね。(もちろんそれに即した内容でなければなりませんが…)

 

たとえマンネリ化しているイベントでも、このコンセプトは使えるかもしれない、と感じた「新北斎展」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスが、長年浸透して、訴求がマンネリ化していることはないでしょうか。

新しい要素を加えるたびに、定期的にアップデートしてもらう訴求をするのもアリだと思います。 

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!