売れるヒント

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【POP】液体の胃腸薬になぜ気づいたか

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます!


このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろ役立てください! 


それでは、「売れるヒント」第312号です。

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■昨日の帰りに、ドラッグストアに寄りました

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胃腸薬コーナーの「スクラート胃腸薬」です。

 

■この商品は、胃の痛みや胸やけに効く医薬品ですね。

スクラルファートという有名な成分が入っています。

 

そのシリーズに「スクラートG」という商品があり、POPというか製材見本が付いていました。

何だろうと思って、つい立ち止まり、見てみて初めて知りました。

これは液体タイプなのですね。

普通のタイプと同じような箱なので、顆粒タイプと思っていました。

 

■普通、液体といえば瓶入りになると思います。

ただ、胃痛や胸焼けは外出先でも起こりますし、何回も繰り返すので、瓶だと携帯が大変です。

それを改善した商品なのでしょう。この液体パウチタイプだと、ポケットに入れておくこともできます。

 

ただ、新しい包装なので、認知してもらうのが大変です。

よく見ると、パッケージの絵柄にわかりやすく書いているのですが、たくさんの商品が並んでいる中では目立たなくなります。

それが、この製材見本があることで、注目を集めて気づいてもらえるということですね。

 

■この商品の工夫も凄いですが、その工夫をきちんとアピールしているのが凄いですね。

紙のPOPではなく、実物の見本ということが、絶妙の選択だと思います。

 

最終的な顧客との接点である店頭での展開が、認知や購入を左右するなと改めて感じた「スクラートG」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスは、マス広告やキャンペーンなどと同時に、最終的な顧客との接点の訴求もきちんとなされているでしょうか。マーケティングの一連のプロセスの弱点を洗い出してみるのもいいかもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!