売れるヒント

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【コンセプト】ガムのコンセプトについて考えた

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます!


このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろ役立てください!

 
それでは、「売れるヒント」第288号です。

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■先日、近所のスーパーに行った時の写真です。

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ガムのコーナーです。「キシリッシュ」などおなじみのボトルがありました。

 

■ガムは以前はよく買って、運転中に噛んでいたのですが、仕事で運転をしなくなってからは全く買わなくなりました。 

 

ガムというと、定番の「気分転換」や「口臭対策」に加え、キシリトール成分で「虫歯予防」という効果も根付いてきました。

 

「キシリッシュ」は「新呼吸が気持ちいい」というキャッチフレーズのようです。

パッケージもそうですが、ブランドサイトも同じコピーで作られていました。

 

■今まで「キシリッシュ」は、競合の「キシリトール」と同じく、名前のイメージがキシリトールで虫歯予防という印象でした。

 

今回見ると、「呼吸が気持ちいい」という訴求に集中しているようです。これは今まであまり見なかった気がします。

 

想像ですが、「キシリトール」と似たイメージになっているので、差別化をしているのかもしれません。

 

■もし差別化をしているとすると、新たな顧客の需要が生まれるかもしれませんね。

「虫歯予防」で競合と激しく競い合うより、別の「気持ちいい呼吸」を求める顧客へ訴求することに決めたということかもしれません。

 

そういった思い切った訴求の転換もアリだと感じた「キシリッシュ」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスは、競合と違う顧客に向けた訴求はできないでしょうか。そちらの方が潜在需要が大きい可能性もあります。模索することで、新たな売れるヒントが見つかるかもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!