【商品開発】明治チョコレートのベストスリー袋と主婦
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所用で富山に来ています。
久々に飛行機で来ましたが、ANAの離陸前の機内映像が歌舞伎になっていました。
上手い試みですね。訪日外国人は特に見入りそうです。
それでは、「売れるヒント」第280号です。
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■最近、近くにできたスーパーに、会社帰りに寄る習慣ができています。
こちらは、お菓子コーナーのご奉仕品エンド棚に「ベストスリー袋」が積まれていました。
■最初、「ベストスリー袋」という名前はピンとこなかったのですが、明治チョコレートの人気上位3位ということがわかりました。
こちらの詰め合わせパック、ファミリー層にはぴったりの商品ですね。
おそらく、コンビニではなくスーパーは主婦向けの品揃えなので、大量陳列しているのだと思います。
コンビニに毎日寄っていたので、スーパーに行くようになると、品揃えの違いが明確にわかります。
最近はお一人様向けの商品が増えていて、注目もされていますが、同時にファミリー層の需要は相変わらず存在するということでしょう。
■この「ベストスリー袋」というのは、家族が食べるものを代表して買って帰る主婦にとっては、安心感がありますね。
もし家族の好みと違う商品を大量に買って帰ってしまったら、お母さん非難浴びるかもしれません。
この「ベストスリー袋」であれば、人気の3種類ですので、その中には各人の好みの品があると思います。減る種類が偏ることはあるかもしれませんが、リスクは少なくなりますね。
このような、買い物を代表する主婦の気持ちになって商品を見ると、よく考えられた商品だと思います。
■ファミリー向けでのヒット商品に注目することも大切ですね。
お一人様向けは、最近の社会の変化で生じてきた事ですので、そのようなコンセプトで発売すれば、ヒットの確率は高いかもしれません。
一方、ファミリー層向けは、今まで長年続いてきた成熟市場ですので、確率が低いそのような中でのヒット商品は、さらに凄いと思います。
私は独身ですが、スーパーでファミリー向けの商品も定点観測していきたい、と感じた「明治ベストスリー袋」での気づきでありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスで、ターゲットが一人なのか家族向けなのか、買い手の人物像が明確になっているでしょうか。曖昧であるならば、明確にしたら売れるかもしれませんし、明確になっているならば、もう一方にも応用することで売れるかもしれません。
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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!