【企画力】地方のシャッター街で集客する試み
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昨日は早朝に新潟からフェリーで佐渡に行き、夜に新潟経由で東京に戻ってきました。
佐渡は島ですが、意外に広くて驚きました。
それでは、「売れるヒント」第242号です。
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■佐渡にせっかく出張したので、仕事の合間にいろいろ寄ってみました。
こちらは、フェリーターミナルに掲示してあった紹介です。
何かというと、店のシャッターに、佐渡の様々な地域に関するアートを描いてみた、という紹介でした。
■面白いなあとよく見てみると、最近地方の商店街で問題になっている「シャッター街」のシャッターでした。
営業していない閉店したお店のシャッターということです。
たしかに、仕事でレンタカーを借りてドラッグストア3店舗を回ったのですが、中心部の商店街はほとんどシャッターが閉まっていました。
そして、開店しているのは、古い床屋や小さい書店などで、歩いているのは杖をついた老女、という、典型的な地方の光景でした。
一方で、郊外には大きいドラッグストアやスーパーがあり、朝から車が多く停まっていました。
仕方のない現状かもしれません。
■その、ある意味隠したい点を、アートに転用している、というのは新しい試みだと感心しました。
シャッターに佐渡の紹介アートが描かれていれば、屋外の美術館のようなイメージで、観に行きたいという人があると思います。
それによって、開いているお店で何かを買ったりする効果もあるかもしれません。
短所を長所に転じる、面白い企画だと思います。
■隠したくなることを、あえて活用してアピールにつなげるというのは、発想の転換が必要ですね。
このような面白い企画をたてたいと感じた、佐渡の商店街のシャッターアートでの気づきでありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスで、隠したくなる欠点はありますでしょうか。それが考え方によっては長所にでき、新たな売れるヒントとなるかもしれません。
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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!