売れるヒント

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【コンセプト】卵かけご飯専用コンビーフの衝撃

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます!

 

このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろお役立てください!

 

昨日は、仕事で久しぶりに、2年前まで勤めていた前職の会社に行きました。

転職すると、気まずいものかと思っていましたが、温かく接してもらえました。

転職が当たり前の世の中になってきているのかもしれませんね。

  

それでは、「売れるヒント」第223号です。

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■先日、コンビニに寄った時の写真です。

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「たまごかけごはん専用コンビーフ」なる商品が並んでいました。

 

■今まで見たことに無い商品で、ついつい写真を撮ってしまいました。

 

しかも、卵かけご飯にコンビーフというのも、食べたことがありませんので、二重の驚きです。

「キングオブ卵かけご飯」というキャッチコピーがそそりますね。

 

■ここで感心したのは「たまごかけごはん専用」というところです。

 

「専用」と断言するのは、なかなか勇気がいります。

「その用途以外には適さない」という意味を含むので、購入の需要が減るからです。

ですので、「〇〇にもおすすめ」と付け足すのが精一杯です。

 

「たまごかけ専用」となれば、卵かけご飯を食べる人がどれだけいて、その中でどれだけの人が買うだろうか、と逆に心配になってしまいます。

ただ、それだけの圧倒的自信も感じますね。よほど美味しいのでしょうか。

 

■そして、考えてみると、そういうインパクトがあったので、目に留まり、この記事を書いた、とも言えます。

 

これが、「コンビーフ」という商品名の脇に「たまごかけごはんにもおすすめ」と付け足してあるのであれば、ここまで記憶に残っていなかったと思います。

 

「記憶に残る幕の内弁当はない」とは秋元康さんの名言ですが、このコンビーフはまさに顧客の記憶に残る素晴らしいネーミングだと思います。

顧客の心に届く尖ったメッセージを作っていきたい、と感じた「たまごかけごはん専用コンビーフ」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスは、顧客の記憶に残るものになっているでしょうか。あえて対象顧客を絞ったネーミングにして、尖ったメッセージを届ける、というのも一つの案かもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!