売れるヒント

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【ネーミング】「大人ダカラ」を見て「大人の〇〇」について考えた

今日も「売れるヒント」ブログをご覧いただき、ありがとうございます!

 

このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろお役立てください!

 

それでは、「売れるヒント」第211号です。

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■先日、スーパーマーケットに寄った時の写真です。

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おなじみのドリンク「DAKARA」から「大人ダカラ」が出ていました。

特定保健用食品(トクホ)だそうです。

 

DAKARAは息の長い商品ですね。

私も社会人なり立ての15年くらい前に、よく飲んでいた記憶があります。

 

リニューアルを繰り返しているなと思っていましたが、今回は「大人」と付いているように、体脂肪が気になる中年向けということなのでしょうか。

ホリエモンこと堀江さんを使ったホームページでしたし、やはりそのようです。

 

■ここで感心したのは「大人」というネーミングの使い方です。

 

ちまたで「大人」のつく商品は、本当に多くなりました。

私の記憶では、昔の「大人のふりかけ」あたりから、ターゲット層を上にずらしたい時に「大人の〇〇」と付けているような感じを受けています。

最近は、チョコレートで苦みがあるものは「大人の〇〇」とするなど、いろいろな使い方が見られますね。

 

ダカラの場合、スポーツ飲料のイメージなので、若い時に飲む人が多いのでしょう。

ただ、年をとると飲まなくなる人も多いと思います。私がそうでした。

 

■きっと、15年前くらいにブームでよく飲んだ人がいると思います。

 

そのような世代が中年になって、また飲んでもらえる可能性のある潜在顧客が多いということで付けた名前であれば、よく考えられた戦略ですね。

 

単に「苦いから」「高いから」という理由で「大人の〇〇」と付けるのではなく、商品の歴史背景を踏まえた戦略でつけるのは凄いな、と感じた「大人ダカラ」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスにおいて、過去に一度使用経験のある離反顧客は眠っていないでしょうか。そのような顧客への再アプローチも、戦略の1つとして考えられるかもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!