売れるヒント

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【物語力】山形にラスク発祥店があった

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このブログは、身の回りの販促事例などの「売れるヒント」を、現在マーケティング支援に携わる者が、日々記録しているものです。

 

もし気づきが得られましたら、ビジネスのヒントに、商談のネタに、部下の教育に、いろいろお役立てください!

 

それでは、「売れるヒント」第199号です。

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 ■もう4回目になりますが、先日米沢に出張した時の話です。

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お土産コーナーに、「ラスク」コーナーがありました。

 

■今ではよく知られるようになったラスクは、山形が発祥だそうです。

こちらのシベールという会社が最初のようです。

 

株式会社シベール – ラスクなど焼き菓子やケーキ、パンなどの製造・小売。山形・仙台地区にフレンチレストラン、イタリアンカフェ、山形そばの店を展開。企業・IR情報、店舗案内。

 

 

モンドセレクションの金賞を受賞したそうで、お土産コーナーを見ても様々な種類がありました。

目立ったのは、山形名物とコラボした「山形いも煮ラスク」「蔵王チーズラスク」でした。しっかりと地元に根付いている感じがします。

 

■ところが、いろいろ調べていくと、なかなか大変な道のりであったようです。

 

このような記事がありました。昨年のもののようです。

 


人気から、ジャスダックに上場したり、首都圏に進出したりしていたようですね。

しかし、群馬の「ガトーフェスタハラダ」に押されて、首都圏から撤退したとの事です。

 

たしかに、私が初めてラスクを食べたのは、ガトーフェスタハラダのお土産ラスクだったような気がします。

 

■ラスクを開発した経緯、首都圏進出、ライバルの登場と撤退、地元での頑張り、などなど、波乱万丈です。

 

これは、応援したくなる物語の要素を持っている気がします。また実際に、お土産コーナーには開発物語などがPOPで書かれていました。(当然撤退の話はありませんでしたが…)

 

地方の一老舗菓子屋の物語を知って、このような魅かれるストーリーがあるならば、PRすることによって応援する感情が生まれるのでは、と感じた「シベールのラスク」での気づきでありました。

 

【今日の教訓】

自社の商品やサービスに、開発ストーリーや栄光と挫折ストーリーはないでしょうか。応援したくなるストーリーは、知ってもらうことによって、応援したくなる感情が芽生えて売れるきっかけになるかもしれません。

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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!