【企画力】3社合同定期券の衝撃
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昨日は、京都から金沢に移動して研修をして、夜に東京に戻ってきました。
観光をする時間は無かったですが、「芝寿司と加賀棒茶がおいしいよ」と言われて買いました。本当においしかったです。
それでは、「売れるヒント」第195号です。
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■昨日、牛丼の吉野家の前を通った時、看板が出ていました。
「3社合同定期券」のポスターですね。
■しばらく前に、ワールドビジネスサテライトなどのニュースでも取り上げられていた「3社合同定期券」ですね。
元々の発祥は、はなまるうどんの「天ぷら定期券」だそうです。
「定期券」を買うと、毎回提示すると天ぷらが1品無料になる、というもので、リピーター育成に役立っているのでしょう。
その後、はなまるうどんが吉野家グループなので、吉野家と2社での定期券になりました。
そして今回、グループの枠を超えて、飲食業の競合他社のガストと「3社合同定期券」となったのです。
2社で作った時に、顧客の囲い込みに効果が出たので、3社合同となったのだと勝手に想像します。
■ここで感心したのは、「競合他社とも組む」ということです。
牛丼・うどん・ファミレスの違いはあっても、飲食業界の競合となります。
1人の顧客の胃袋を争う、という表現もありますね。
その競合同士が組んで、お互いの顧客をゆずり合う形は、今までなかなか無いと思います。
ただ、同じ飲食業界でも、提供する料理の種類が違うので、お客の好みによって買い回ってもらうことができます。毎食毎回牛丼食べる人はいないですからね。
いままでの業界の慣習を超えて、お客に寄り添った企画といえるのではと思います。
■顧客の立場に立つと、場合によっては競合と組みこともありうるということでしょう。
慣習や常識を乗り越えた企画を見た、「3社合同定期券」からの気づきでありました。
【今日の教訓】
自社の商品やサービスは、利用する顧客の立場になったとき、顧客が喜ぶことはどのようなことでしょうか。場合によっては、競合とも組むことが必要かもしれません。
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それでは、今日もビジネスを楽しみましょう!